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モルタル外壁とALCの違いをプロが解説。特徴・劣化サイン・補修方法・メンテ時期を寒冷地向けにまとめた保存版。

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岡谷市の塗装会社 

有限会社中村塗装店です。

屋根・外壁塗装のことなら弊社にお任せください!

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いつも中村塗装店のブログをご覧いただきありがとうございます。
私たちは、諏訪市・岡谷市・下諏訪町・茅野市・辰野町エリアを中心に、戸建て住宅・アパート・工場などの外壁・屋根塗装や防水工事を行っている地域密着の塗装専門店です。

前回(第2回)ではサイディング3種類の違いを解説しました。

今回は「モルタル外壁」と「ALC(パワーボードなど)」を深掘りします。

どちらも昔の家だけではなく、こだわり住宅・デザイン住宅・ハウスメーカー住宅でも採用されており、

見た目は似ていても、劣化の出方はまったく異なる ことがポイントです。

まずはそれぞれの基本的な特徴を見ていきましょう。

ぜひ最後までご覧ください。

第1・2回のブログはコチラ👇

岡谷市 諏訪市 茅野市 外壁塗装 【第1回(全5回)】外壁について知ろう あなたの家の外壁材はどれ?フローチャートで見分けよう

岡谷市 諏訪市 茅野市 外壁塗装 【第2回(全5回)】外壁について知ろう 外壁材「サイディング」を深掘りします


①モルタル外壁|“職人の手仕事”で仕上げる外壁材

セメント・砂・水を混ぜて塗り、表面に模様を付ける外壁。
リシン・スタッコ・吹付タイルなど仕上げ方法が多く、ザラザラした質感が特徴です。

🔸 メリット

  • 継ぎ目がなく、美観に優れる

  • デザインが豊富(和洋どちらも合う)

  • 耐火性が高い

  • 職人の技術が反映される

🔸 デメリット(劣化しやすいポイント)

  • ひび割れ(クラック)が起こりやすい

  • 防水性は塗膜に依存 → 塗膜劣化=吸水しやすくなる

  • カビ・苔・汚れが付きやすい


🔥 劣化サインと見分け方

細いひび割れ(ヘアークラック)が多数出ている → 防水切れが近いサイン。
大きな亀裂や段差のある割れ → 構造クラックの可能性。雨水浸入リスクが高いため要注意。
外壁の一部が濡れて乾きにくい → 吸水・防水低下の可能性あり。

※ヘアークラック

※構造クラック


⚠ 寒冷地(岡谷・諏訪・茅野)で特に注意

吸水 → 凍害
塗膜が劣化した状態で冬を迎えると、
吸い込んだ水が凍結 → 体積膨張 → 割れ・欠け・爆裂につながります。

💡 クラック=見た目の問題ではなく 雨漏り・凍害の入口 になりうるのが寒冷地の怖さです。


⏰ メンテ時期の目安

8〜12年
(ひび割れが多い場合は前倒し推奨)


🛠 補修・塗装のポイント

  • ひび割れの種類に合った補修方法を選ぶのが最重要

    • ヘアークラック:弾性塗料対応

    • 構造クラック:Vカット・Uカット補修+フィラー

  • 高耐候・弾性塗料との相性◎
    ※弾性塗料でも“冬季施工”は条件確認が必要

 


②ALC(軽量気泡コンクリート)外壁|高性能だが“防水が命”

表面が軽石のようなザラザラした外壁。
厚みのある大判パネルで、継ぎ目(目地)が太く・深いのが特徴です。

🔸 メリット

  • 断熱性・遮音性が高い

  • 耐火性能に優れる

  • 軽量で建物の負担が少ない

🔸 デメリット(劣化しやすいポイント)

  • 水を吸いやすい素材
    防水切れ=深刻な劣化の始まり

  • 目地(シーリング)劣化が大問題につながる

  • 外壁表面の凍害リスクが高い


🔥 劣化サインと見分け方

目地のシーリングが割れている・硬くなっている → ALCで最も危険な劣化。
外壁の表面が白っぽい・剥離している → 凍害の可能性。
雨だれ跡が目立つ → 防水性能が落ちてきているサイン。


⚠ 寒冷地(岡谷・諏訪・茅野)で特に注意

モルタルよりALCのほうが凍害が深刻化しやすいケースがある

理由

  • ALCは内部に微細な気泡が多い

  • 吸水 → 氷点下 → 内部から破壊されやすい

防水切れの放置は絶対NG
ALCの場合は“見た目が綺麗でも内部が劣化”していることもあります。


⏰ メンテ時期の目安

8〜10年
(シーリングは7〜9年が平均)


🛠 補修・塗装のポイント

  • とにかく シーリング優先

  • 下地強化+高耐候防水塗料が推奨

  • 吸水がひどい場合は「浸透性プライマー」で補強


🔍 違いをひと目で把握!比較表

項目 モルタル ALC
劣化の出方 ひび割れ・吸水 目地劣化・吸水
施工の弱点 クラック 防水切れ
寒冷地での注意 凍害・カビ 凍害・雨漏り
メンテ頻度 8〜12年 8〜10年
重要ポイント クラック補修+弾性塗装 シーリング補修+防水塗装

🎯 まとめ

モルタルとALCは一見似ていますが、

外壁材 守るべきポイント
モルタル ひび割れ対策が最優先
ALC 防水とシーリング維持が最優先

どちらも 塗料・補修方法の選択が非常に重要 で、
間違った工法を選ぶと劣化を早めてしまうことがあります。

岡谷市・諏訪市・茅野市のような寒冷地では、
冬の凍害リスクを考え、早めの点検・適切な防水維持が家を長持ちさせるポイントです。


次回予告(第4回)は・・・

第4回は「タイル」「木質」を深掘りします。

“タイルは劣化しない”は本当?

“木外壁はオシャレだけど腐る?”

誤解されやすいポイントをやさしく解説します。

 

連載ブログは毎週金曜更新予定です。

楽しみにしていただけると励みになります😁🙇‍♀️

 


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