ホーム > ブログ > 岡谷市・諏訪市のスレート屋根塗装時期|色あせ・反りの劣化サイン

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「屋根の色が薄くなってきた気がするけれど、今すぐ塗装が必要なのか判断できない」というご相談を数多くいただきます。

スレート屋根とは、セメントに繊維を混ぜて薄い板状に成形した屋根材のことです。防水性を担っているのは屋根材そのものではなく、表面の塗膜です。塗装費用は屋根の状態や面積によって幅がありますが、当店の施工実績をもとにすると数十万円台からがひとつの目安です。 正確な金額は、現地調査後の見積りでご確認ください。

この記事でわかること

・スレート屋根の劣化サインの見分け方
・塗装・カバー工法・葺き替えの選び方の基準
・費用の目安と保証の仕組み

この記事が役立つ方

●屋根の色あせや反りが気になっている方
●業者選びで失敗したくない方

目次

屋根の色あせは、防水機能を担う塗膜が失われ始めたサイン

ご自宅の屋根、以前より色が薄くなっていませんか。 屋根の色あせは見た目だけの問題ではなく、防水を担っている塗膜が失われ始めた合図です。 この章では、屋根の表面で何が起きているのかと、地上から確認できる劣化サインを整理します。

防水を担っているのは屋根材ではなく塗膜

スレートはセメントに繊維を混ぜて薄い板状に成形した屋根材で、カラーベストやコロニアルという商品名でも呼ばれます。素材そのものに防水性はほとんどなく、雨水をはじいているのは表面の塗膜です。塗膜が紫外線で分解されると、屋根材は雨のたびに水を吸い込む状態へ変わっていきます。

当店のスタッフが診断で担当した現場でも、こうした例がありました。地上からは色あせ程度に見えても、屋根に上がるとチョーキングまで進行していたということがありました。見た目の印象だけで状態を判断するのは難しく、これが屋根点検の見落としにつながりやすい理由です。

見分けたい5つの劣化サインと進行の順番

スレート屋根の劣化は突然起こるものではなく、決まった順番で段階的に進みます。 地上や2階の窓から確認できるものもあるため、下の表でご自宅の状態と照らし合わせてみてください。

劣化サイン
見え方
屋根で起きていること
対応の目安
1. 色あせ
新築時より色が薄くなり、ムラが出ている状態です。
塗膜の樹脂が紫外線で分解し始めています。
点検を検討する時期です。
2. チョーキング
触ると白い粉が手につきます。
塗膜が粉状になり、防水性が下がっています。
塗装を検討する時期です。
3. コケ・藻の付着
北面や軒先が緑色・黒色になります。
屋根材が水を保持し続けています。
早めの点検が必要です。
4. ひび割れ・欠け
線状の割れや角の欠損が見られます。
吸水と乾燥の繰り返しで素材が傷んでいます。
補修を含む診断が必要です。
5. 反り
屋根材の先端が浮き上がります。
素材が変形し、重なりが浮いています。
工法の再検討が必要です。

1から3の段階であれば、塗装で防水性能を回復できるケースがほとんどです。 4と5まで進むと塗装だけでは対応しきれず、カバー工法や葺き替えを含めた検討が必要になります。 段階によって工事の規模と費用が変わりますので、色あせに気づいた時点でのご相談をおすすめします。

諏訪地域で北面のコケと西面の色あせが目立つ理由

気象庁の平年値によると、諏訪の年間日照時間は2,164.8時間で、1日あたり約5.9時間にあたります。日当たりの良い南面と西面では色あせが先に現れ、北面は屋根が乾ききらずコケや藻が繁殖しやすくなります。

自己判断と訪問業者への即決は、どちらも避けたい

屋根は地上から全体を見渡せないため、見た目だけで状態を判断するのは困難です。国民生活センターによると、屋根工事の点検商法に関する相談は2022年度に2,885件と過去5年で最多になりました。契約当事者の8割以上を60歳以上が占めている点も特徴です。

 

訪問を受けた際は即決せず、複数の業者に状態を確認してもらう進め方が安全といえます。

反り・ひび割れの原因は、薄い成形板という素材が持つ弱さ

スレート屋根に反りやひび割れが生じる原因は、施工不良だけではありません。 素材そのものが持つ性質も大きく関係しています。 この章では、スレートが他の屋根材とどう違うのか、諏訪地域特有の気候がどのような影響を与えるのかを構造の観点から解説します。

スレートは軽さと引き換えに素材の負担が大きい

スレートは瓦より薄く軽量なため、建物にかかる荷重を抑えられる点が評価されてきました。ただし薄い板であることは、水を吸って乾く動きの影響を受けやすいことも意味します。瓦のように厚みで水を跳ね返す構造ではないため、表面の塗膜が健全かどうかが屋根材の寿命を左右します。

反りの原因は、吸水と乾燥の繰り返し

塗膜が失われたスレートは、雨のたびに水を吸い込み、晴天時に乾いて収縮します。この動きが繰り返されるうちに、板全体が少しずつ反り上がっていきます。反りが出ると重なり部分に隙間が生まれ、雨水が入り込みやすくなります。

諏訪地域では凍結と融解がひび割れを広げる

水を吸ったスレートは、冬の夜間に内部の水分が凍り、日中に融ける変化を繰り返します。 気象庁の平年値では、諏訪の日最低気温の平均は1月が氷点下5.5度で、年間の雪日数は50.3日に達します。 凍結と融解が繰り返されると、細かなひび割れが内側から押し広げられていきます。 全国的な目安より早めの点検をおすすめするのは、こうした条件があるためです。

見落とされやすい棟板金の浮きと釘の抜け

屋根の頂上部分を覆う金属製のカバーを「棟板金(むねばんきん)」といいます。この棟板金を固定している下地の木材は、年月とともに乾燥して痩せていきます。すると釘がゆるんで浮き上がり、板金そのものも持ち上がってしまうのです。

やっかいなのは、こうしてできた隙間から雨水が入り込むと、下地の木材が直接傷んでしまう点です。しかも被害が表面に現れにくいため、気づいたときには内部が大きく劣化していることも少なくありません。

 

当店のスタッフが調査した現場で、屋根材そのものに大きな劣化はなくても、棟板金の釘だけが浮いていたということがありました。屋根材の状態だけでなく、棟板金の釘の浮きや谷樋(たにどい)のサビまで確認することが、見落としを防ぐポイントです。

スレート屋根塗装の耐久性は、下塗りと縁切りの精度で決まる

スレート屋根の塗装は、同じ塗料を使っても仕上がりの持ちに差が出ます。 差を生むのは下塗りの判断と縁切りの処理です。 この章では工程ごとの役割と、省略された場合に何が起きるのかを解説します。

塗装工程は、どれか1つ欠けても持ちが変わる

屋根塗装は複数の工程を積み重ねる工事で、それぞれに明確な役割があります。 見積書を確認する際の目安として、工程と目的を下の表に整理しました。

 

工程

目的

省略・不足した場合に起きること

高圧洗浄

コケ・藻・古い塗膜の粉を洗い流します。

塗料が下地に密着せず、早期に剥がれます。

下地補修・ケレン

ひび割れの補修とサビ落としを行います。

割れが塗膜の下で進行し続けます。

下塗り

屋根材と上塗り塗料を密着させます。

数年で色ムラや剥離が生じます。

縁切り(タスペーサー)

重なり部分に排水の隙間を確保します。

雨水が排出されず、下地の傷みを招きます。

上塗り2回

塗膜の厚みを確保し耐候性を持たせます。

塗膜が薄くなり耐久年数が短くなります。

 

ケレンとは、サビや古い塗膜を工具で落とす下地処理を指します。工期短縮や金額調整のために省かれやすいのは、下地補修と縁切りの2つです。当店の屋根塗装メニューは、高圧洗浄・下塗り・上塗り2回を基本工程としています。

ケレン作業とタスペーサーは、状態に応じて別項目で明示します。見積書の内訳が工程単位で分かれているかどうかは、比較する際の参考になります。

吸い込みの激しい下地には、下塗りの回数を増やす

劣化が進んだスレートは下塗り材を大量に吸い込むため、1回塗っただけではしっかりした塗膜ができません。 それに気づかず上塗りを重ねると、数年で剥がれてしまう原因になります。

 

当店のスタッフが下地の吸い込み具合を確認したところ、通常より下塗りの回数を増やす必要があった現場もありました。 必要に応じて下塗りの回数を増やして対応するのは、こうした個体差があるためです。

縁切りをしないと、雨水の逃げ場がなくなる

スレート屋根は、屋根材の重なりにできるわずかな隙間から雨水を排出する構造になっています。 塗装でこの隙間がふさがれると水が抜けられず、下地の傷みや雨漏りにつながることがあります。

 

ふさがった部分に隙間を戻す作業が縁切りです。 現在は、タスペーサーという小さな部品を重なりに差し込む方法が主流で、1平方メートルあたり約10個が設置の目安になります。

塗料グレードで、次の塗り替えまでの年数が変わる

屋根用の塗料は、樹脂の種類によって期待できる耐久年数と価格帯が異なります。 当店の屋根塗装メニューから、代表的な2つのプランを比較します。

 

項目

シリコンプラン

遮熱フッ素プラン

使用塗料

シリコンフレックスJY

スーパーシャネツサーモF

耐久年数

8〜12年

16〜20年

保証年数

5年

10年

価格

21.1万円〜

27.2万円〜

向いているケース

費用を抑えて防水性を回復したい方に適しています。

長く持たせ、夏の暑さも抑えたい方に適しています。

 

いずれも約15坪(50平方メートル)を基準とした税込価格で、ケレン作業とタスペーサーは別途となります。

 

金額だけを見るとシリコンプランに目が向きます。 ただし耐久年数の差を踏まえると、1年あたりの負担は遮熱フッ素プランのほうが軽くなります。 あと何年その住まいで暮らす予定かで適した選択は変わりますので、診断の際にご希望をお聞かせください。

工法選びの基準は「予算」ではなく「劣化の進行度」

スレート屋根のメンテナンスには、塗装・カバー工法・葺き替えという3つの選択肢があります。 どれを選ぶかは予算ではなく、屋根と下地の傷み具合で決まります。 この章では判断の基準を整理します。

3つの工法の違いを比較する

3つの工法は、工事の規模も費用も大きく異なります。 それぞれの位置づけを下の表にまとめました。

項目
塗装
カバー工法
葺き替え
工事の内容
既存屋根に塗膜をつくり直します
既存屋根の上に新しい屋根材を重ねます
既存屋根と下地を撤去して新設します
適した劣化レベル
色あせ・チョーキング・軽度のコケに適しています
屋根材は傷むが下地は健全な状態に適しています
下地まで傷んでいる、雨漏りがある状態に適しています
廃材
ほとんど出ません
出ません
大量に出ます
費用の目安
21.1万円〜
(当店メニュー)
80万円〜
100万円〜

カバー工法と葺き替えの費用は一般的な相場で、屋根の面積や選ぶ屋根材によって前後します。 表だけを見ると塗装の負担が軽く映ります。 ただし劣化が進んだ屋根では塗装しても持たず、短い期間で再工事が必要になることがあるため、慎重な判断が必要です。

 

当店の施工事例でも屋根塗装80件に対し屋根カバー工法は2件で、塗装で対応できる段階でのご相談が大半です。

塗装で対応できる状態の見極め

塗装という選択肢が成り立つのは、屋根材と下地の両方が一定の健全さを保っている場合です。 判断の目安となる条件を挙げます。

●劣化が色あせ、チョーキング、コケの付着にとどまっている
●屋根材の割れや欠けが限定的な範囲で収まっている
●反りが広範囲に出ていない
●野地板や防水シートに傷みが確認されない
●雨漏りの痕跡が室内や小屋裏にない

野地板とは、屋根材を固定するために下地として張られている板のことです。この条件を見てわかるように、塗装で対応できるのは屋根材の状態が比較的良好であるケースです。これらの条件を満たしていれば、塗装で防水性能を回復させ、次の10年前後を持たせられます。

ただし野地板や防水シートの状態は屋根に上がらなければ確認できず、地上からの目視だけでは判断が難しい部分です。最終的な判断は、診断を受けたうえで決めていただくのが確実です。

塗装が向かないスレート屋根もある

1990年代後半から2000年代前半に造られた、アスベストを含まない初期のスレート屋根は塗装に不向きです。代替として配合されたパルプ繊維の影響で、水を吸いやすく強度の低い製品が生まれました。先端が層状にめくれる、細かな割れや欠けが点在するといった症状が特徴です。

塗装をしても塗膜ごと剥がれる可能性が高く、カバー工法や葺き替えでの対応になります。該当するかどうかは、新築時の設計図書に記載された商品名と施工年から確認できます。

費用は屋根面積と劣化状況で変わる

屋根塗装の費用は、家の坪数だけで決まるわけではありません。 屋根の形状や勾配、棟の長さ、雨樋など付帯部分の傷み具合、そして足場を組むための敷地の状況によっても金額が変わってきます。

 

外壁塗装と同時に行う場合は、足場代を一度にまとめられるためお得です。 おおよその金額は、見積りシミュレーションでも簡単にご確認いただけます。

中村塗装店に任せて安心な3つの理由

工事の品質は、完成した直後の見た目だけでは判断できません。

 

当店は岡谷市に拠点を置く有限会社中村塗装店で、プロタイムズ岡谷下諏訪店として活動しています。 この章では、診断から施工後の保証まで、当店がどのような体制でお住まいをお預かりしているのかをご説明します。

創業60年、施工実績6,000棟以上の地域密着体制

当店は創業から60年にわたり、この地域で塗装工事を手がけてきました。 施工実績は6,000棟以上で、1級塗装技能士や外装劣化診断士、雨漏り診断士が在籍しています。 下請けに任せず自社の職人が施工するため、診断で確認した内容がそのまま現場に反映されます。

塗料メーカーと施工店による、W工事保証

塗装工事の保証には、施工不具合に対する工事保証と、保証の対象範囲・条件についての取り決めがあります。工事保証は施工店1社が発行することが多く、その施工店がなくなると実質的に機能しません。当店では、施工店の工事保証に加え、プロタイムズ本部(株式会社アステックペイント)のバックアップ保証を提供しています。

この仕組みをW工事保証と呼んでいます。万が一施工店に不測の事態が生じた場合でも、プロタイムズ本部が保証対応を引き継ぐ体制です。保証期間は最大10年間(工事箇所・使用塗料により異なります)。保証内容・対象範囲には条件があるため、契約前に書面でご確認ください。

施工事例で仕上がりを確認できる

当店のサイトでは、岡谷市67件、下諏訪町14件、諏訪市8件など地域ごとの施工事例を公開しています。 たとえば、外壁塗装の事例では、岡谷市I様邸を低汚染無機フッ素プランで施工し、工期は4週間でした。 工事の内容は完成後に見えなくなる部分が大半のため、当店では工程ごとの写真を記録として残しています。

スレート屋根塗装のよくある質問

診断にお伺いした際、多くの方から同じご質問をいただきます。 この章では、スレート屋根の塗装を検討される段階でよく寄せられる5つの疑問にお答えします。

Q1. スレート屋根の塗装は何年ごとに行えばいいの?

スレート屋根の塗装周期は10年前後が目安です。


一般的には、新築または前回の塗装から10年前後が点検の目安です。 当店のプランでは耐久年数がシリコンで8〜12年、遮熱フッ素で16〜20年と幅があります。 前回の工事で使われた塗料が分かる場合は、その耐久年数を基準にご検討ください。

Q2. スレート屋根の色あせを見つけたらすぐに塗装しないといけないの?

色あせを見つけると雨漏りを心配される方が多いのですが、この段階ですぐに雨が漏ることはほとんどありません。

 

ただし防水性能は下がり始めているため、点検を受ける時期に入ったとお考えください。 屋根に触れて白い粉が付くチョーキングまで進んでいれば、塗装の検討時期です。

Q3. スレート屋根の修理の工法は何を基準に選べばいいの?

初期費用だけを比べると、塗装がカバー工法や葺き替えより負担は軽くなります。 ただし劣化が進んだ屋根では期待した年数が持たず、数年後に改めて工事が必要になることがあります。 あと何年その住まいで暮らす予定かを基準に比較すると、判断しやすくなります。

Q4. スレート屋根の塗装で「縁切り」が工程に入っているか、どこで判断すればいいの?

縁切りは仕上がりを左右する工程ですが、見積書に記載がなければ実施の有無が分かりません。 項目名は「縁切り」または「タスペーサー」で記載されることが一般的です。

 

当店では建物の状態に応じて設置数量を明記していますので、他社の見積書と比べる際の目安にしてください。 診断中に、以前の見積りでは縁切りの記載がなかったというお話を伺うことがありました。

Q5. 塗装の依頼をする際に、何を基準に業者を比較すればいいの?

業者を比較する際は、有資格者が診断を行っているか、写真付きの報告書が発行されるかをご確認ください。 保証書の発行元がどこかも重要な判断材料になります。

 

当店は外装劣化診断士と雨漏り診断士が在籍し、保証は施工店とプロタイムズ本部の双方から発行しています。

まとめ|スレート屋根の相談は、写真診断から

スレート屋根の防水性能を担っているのは、屋根材ではなく表面の塗膜です。 色あせやチョーキングは、その塗膜が失われ始めたことを知らせるサインになります。

 

紫外線量が多く、凍結と融解を繰り返す諏訪地域では、全国的な目安より早めの点検が住まいを守ることにつながります。 当店のスタッフが現場で見てきたように、地上からの見た目と屋根の実際の状態には差があることも少なくありません。

当店では、ご負担の少ない方法からご相談いただけるよう3つの窓口をご用意しています。

● 画像での健康診断
スマートフォンで撮影した写真から状態の目安を確認します
● 有資格者による建物診断
屋根に上がって確認し、写真付きの診断報告書を提出します
● WEB・電話・LINE
ショールームでの色見本のご相談も対応します

診断とお見積りは無料で、その後のご契約は必要ありません。 写真をお送りいただくところからでも構いませんので、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

 

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