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こんにちは。

岡谷市・諏訪市・下諏訪町・茅野市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行なう、有限会社中村塗装店(プロタイムズ岡谷下諏訪店・諏訪店)です。

 

築20年以上の屋根は、色あせやサビ、そして雨漏りなど、さまざまな劣化が目立ってきます。

 

「塗装で足りるのか、それとも葺き替えか」

劣化を目にしたとき、このように迷う方も多いのではないでしょうか。

 

雨漏りの兆候や下地劣化が疑われる場合は、塗装ではなく「屋根葺き替え」の検討が必要です。

 

この記事では、冬の積雪や昼夜の寒暖差が大きい岡谷市ならではの判断基準や、カバー工法との違い、費用相場、さらに長持ちする屋根材の選び方を、徹底解説します。

1. 岡谷市で屋根葺き替えが必要なサインと判断基準

雨漏りの兆候や下地の劣化は「塗装不可」のサインです。

 

屋根リフォームを検討する際、「屋根塗装で済むか」「葺き替えが必要か」の判断に迷われる方が多くいらっしゃいます。結論として、目に見える雨漏りや下地の深刻な劣化が疑われる場合は、表面を保護するだけの塗装工事では対応できません。

 

このような場合は、下地から一新する「屋根葺き替え」が必要です。

 

なぜなら、塗装はあくまで屋根材の保護と美観の維持を目的としており、屋根内部の防水性能や構造的な問題を解決する工事ではないからです。

 

ここでは、塗装では対処できない葺き替えが必要な具体的なサインと、岡谷市の気候特性を踏まえた判断基準、そして正確な診断のための点検の重要性について解説します。

 

塗装ではなく「葺き替え」が必要な代表的サイン

ご自宅で次のようなサインが見られる場合は、屋根材の下や建物の構造部分にまで劣化が進行している可能性が高いため、専門家による精密な点検を依頼しましょう。

サイン
具体的な症状
深刻な理由

雨漏りの発生
・天井、壁、軒天(のきてん)にシミがある
・水滴が落ちる
防水シート(ルーフィング)の寿命や破れ、野地板の腐食が進行している
屋根材の割れ・反り
・スレートや瓦が割れている
・金属屋根に大きなへこみや浮きがある
割れや反りから水が浸入し、下地材に直接ダメージを与えている
棟板金(むねばんきん)の浮き・サビ
・屋根の頂上部分の板金が浮いている
・釘が抜けている・著しくサビている
・強風時に板金が飛ばされるリスクがある
・浮いた隙間から水が入り下地を腐らせる
広範囲なコケ・藻
屋根全体にコケや藻が根付いている
・屋根材が常に水分を含んだ状態になり、耐久性が大きく低下している
・内部結露を助長する
築年数
築20~30年以上が経過し、前回メンテナンスから長期間が経っている場合
下地の防水シート(ルーフィング)の標準的な寿命(15~20年)を超過しており、防水性能が失われている可能性が高い

これらの症状を正確に見極めるには、屋根の上や内部構造を熟知した専門家の判断が欠かせません。プロによる点検を受けることで、無駄のない最適なメンテナンス方法を選ぶことができます。

 

岡谷市の気候特性を踏まえた屋根の留意点

長野県のほぼ中央に位置する岡谷市は、内陸特有の寒暖差が大きく、冬には屋根に雪が積もることもある地域です。降雪量は他の雪国ほど多くはありませんが、低温の日が続くため、屋根に雪が残りやすく、凍結や劣化を招きやすい気候といえます。

 

この地域で屋根リフォームを考える際には、以下の点に特に留意が必要です。

凍結融解(ヒートサイクル)

要因
昼夜の寒暖差で水が凍ったり溶けたりを繰り返すことで、屋根材のひび割れが広がります。

対策
ガルバリウム鋼板などの耐久性が高い屋根材を選び、水の浸入を防ぐ強固な防水層(ルーフィング)を採用しましょう。

積雪・雪荷重

要因
雪の重みが屋根構造に負担をかけ、たわみや下地の劣化を引き起こします。

対策
瓦屋根から金属屋根などへの軽量化で耐震性・耐久性を高め、雪止め金具の設置も忘れずに行ないます。

結露リスク

要因
寒冷地では、暖房で温められた室内の空気が小屋裏(屋根裏)で冷やされ、結露が発生しやすくなります。

対策
断熱性の高い屋根材と換気棟の設置で、下地(野地板)の腐食を防ぐことが重要です。

岡谷市のように寒暖差が大きく雪も降る地域では、屋根の負担が想像以上に大きくなります。

こうした気候特性を知っておくことで、「どんな屋根材を選ぶか」「いつメンテナンスするか」の判断がより正確になります。

 

正確な判断は「屋根上・小屋裏の総合診断」がカギ

 

 

もし雨漏りのサインを見つけたとしても、「塗装で十分か」「葺き替えが必要か」の最終判断は専門家でないとできません。なぜなら、屋根のメンテナンスの必要性は表面だけでなく、内部の防水層や下地材の状態によって決まるからです。

 

信頼できる専門会社では、単に屋根の状態を目視するだけでなく、以下のように総合的に診断します。

1. 屋根の点検
屋根材の割れ、浮き、サビ、棟板金の状態、雪止め金具の有無などを確認。

2. 小屋裏の点検
天井裏に上がり、野地板や垂木(たるき:屋根の骨組み部分)といった構造材に雨染みや腐食、カビがないかを確認。

3. 付帯部や雨仕舞いの点検
雨水を建物外へ適切に流すための部分の状態を確認。

当店でも、このような徹底した点検を通じて、お客様のお住まいの状態を正確に把握し、最もコストパフォーマンスが高く、将来的に安心できる工法をご提案します。

 

点検・お見積もりは無料で承っておりますので、「うちもそろそろメンテナンスが必要かな」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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2. 葺き替えとは? カバー工法との違い・岡谷市での最適な選び方

 

屋根葺き替えとは、既存の屋根材と防水シート(ルーフィング)をすべて撤去し、下地(野地板)の状態を確認・補修した上で、新しい防水シートと屋根材を施工する工法です。屋根を“まるごと一新”するため、防水性能や耐震性を根本から回復できます。

 

葺き替えのメリット・デメリット

屋根葺き替えの最大のメリットは、屋根を下地から完全にリセットできることです。防水性・耐久性・耐震性を長期的に確保でき、屋根材の種類や断熱仕様も自由に選べます。また、次回以降のメンテナンス計画が立てやすく、住宅の資産価値維持にもつながります。

 

一方で、既存屋根の撤去や廃材処分が必要なため費用が高くなりやすく、工期も7~10日ほどと長くなるため、天候の影響を受けやすいというデメリットもあります。

 

下地が健全な場合には「カバー工法」という選択肢も

下地に劣化や腐食が見られない場合には、既存の屋根の上に新しい防水シートと軽量な金属屋根を重ねて施工する「屋根カバー工法(重ね葺き)」という方法もあります。古い屋根を撤去しないため、葺き替えに比べて工期や費用を抑えられるのが特徴です。

 

ただし、下地の補修ができないため、雨漏りや腐食がある屋根には適用できず、一枚一枚が重い瓦屋根や老朽化した建物では基本的に推奨されません。

 

岡谷市で葺き替えを判断する4つの基準

岡谷市で屋根の状態を見極め、「塗装やカバー工法ではなく葺き替えが必要か」を判断するための主な基準は、次の4つです。


下地の劣化状態と雨漏りの有無

コストと工期

建物全体の重量と耐震性

将来的なメンテナンスのしやすさ

下地材(野地板)まで劣化が進んでいる場合は、塗装やカバー工法では根本的な解決ができません。また、岡谷市は冬には積雪がある地域のため、屋根の軽量化という点でも葺き替えが非常に有効といえます。

 

重い瓦屋根などから、軽量な金属屋根(ガルバリウム鋼板など)へ変更することで、耐震性が大きく向上します

 

葺き替えは塗装やカバー工法に比べて初期費用がかかりますが、一度屋根をリセットできるため、その後のメンテナンス計画が立てやすく、長期的に見れば最も安心で長持ちする工法といえるでしょう。

 

3. 葺き替えに適した屋根材とは

 

屋根葺き替えの最も大きな魅力の一つは、現在の屋根の欠点を補える新しい屋根材を選べる点です。寒暖差が大きく冬には積雪もある岡谷市の気候には、軽量・長寿命・断熱性を兼ね備えた金属屋根、特にガルバリウム鋼板がおすすめです。

 

ここでは、岡谷市でよく見られる屋根材の特徴と、葺き替えに適した屋根材の選び方を解説します。

 

岡谷市に多い屋根材

岡谷市の住宅でよく見られるのはスレート屋根旧セメント瓦です。

それぞれ次のような特徴があります。

○ スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)

日本の住宅で最も多く採用されている屋根材。軽くて安価ですが、割れやすく10〜15年ごとの再塗装が必要です。
また、2006年以前に製造された製品にはアスベストが含まれている場合があるため、撤去する際は、適切な処理が必要です。

○ 旧セメント瓦(プレスセメント瓦)
寒冷地で多く採用されてきた屋根材。重量があり、劣化すると吸水し、さらに重くなります。
屋根や構造への負担が大きくなるため、軽量な屋根材への葺き替えが有効です。

ガルバリウム鋼板への葺き替えがおすすめ

現在、屋根リフォームで最も採用されているのが、ガルバリウム鋼板を素材とした金属屋根です。

軽くて丈夫で、雪にも強く、岡谷市の気候に非常に適しています。

主な特徴

軽量
瓦の約1/10と軽く、建物への負担を軽減。

耐久性
サビに強く、寿命は25~35年と長い。

雪対策
雪が滑りやすく、雪止め金具を設置すれば雪害対策にも有効。

金属屋根は遮音性・断熱性が劣るといわれることもありますが、断熱材一体型の製品や遮熱シートを組み合わせることで十分に快適な住環境を実現できます。

 

4. 費用の考え方と見積もりの見方

 

葺き替え費用は、屋根材の組み合わせによって大きく異なります。

 

一般的には「スレート屋根からガルバリウム鋼板への葺き替え」で90~130万円前後(30坪住宅)が目安です。屋根葺き替え工事の費用は、「屋根の大きさ」や「屋根材の種類」だけでなく、下地の補修範囲や使う部材の品質によって大きく変わります。

 

ここでは、費用の基本的な構成と、見積もりを比較するときに見るべきポイントを解説します。

 

費用の内訳と金額が変わる要因

屋根葺き替えの見積もりは、主に次のような項目で構成されています。


仮設工事費(足場設置など)

既存屋根材の撤去・処分費

下地補修費(野地板など)

防水シート(ルーフィング)施工費

新しい屋根材の材料費・施工費

棟板金や雪止めなどの付帯部施工費

なかでも、下地補修と使用する防水材のグレードが最終金額を大きく左右します。

下地が劣化している場合や、高耐久の防水材を使う場合は、その分費用が上がります。

 

見積もり比較のポイント

複数の会社に見積もりを依頼する場合は、金額だけでなく工事内容の内訳を確認することが大切です。


「屋根工事一式」とだけ書かれていないか(数量・単価が明記されているか)

使用する屋根材や防水シートのメーカー名・品番が記載されているか

下地補修の条件や追加費用の有無が明確になっているか

保証内容(施工保証・メーカー保証)が提示されているか

極端に安い見積もりには注意

相場より大幅に安い見積もりには、下地補修を省略している、防水シートの品質を落としているなど、将来的にトラブルになるリスクが潜んでいる場合があります。

 

「安さ」よりも、「確実で長持ちする施工」を提案できる会社を選ぶことが、最終的に費用を抑える一番の近道です。

 

5. 施工の流れと生活への影響

 

屋根葺き替え工事は、家の外装リフォームの中でも大掛かりな工事です。

標準的な工期は7〜10日程度ですが、屋根の大きさや天候、下地の補修範囲によって前後します。

 

一般的な施工の流れ

屋根葺き替え工事は、以下の順序で慎重に進められます。

工程
内容
期間目安

1.足場設置・養生
安全確保と周辺への飛散防止のために足場を組みます。
1日

2.既存屋根材の撤去
古い屋根材と防水シートを剥がします。
1〜2日

3.下地の補修
劣化した野地板を交換・補強します。
1〜2日

4.防水シート(ルーフィング)の施工
新しい防水層を敷き詰め、雨漏りを防ぐ基盤をつくります。
1日

5.新しい屋根材の施工・仕上げ
ガルバリウム鋼板などを設置し、棟板金(むねばんきん)や雪止めを取り付けます。
2〜3日

6.足場解体・清掃・完了報告
周囲を清掃し、写真付きの施工報告書を提出します。
1日

工事期間中の生活への影響

屋根葺き替え工事中は、日常生活への影響も少なからず発生します。

騒音・振動
撤去時に大きな音が出ますが、期間は1〜2日程度です。
洗濯物
工事中は外干しができないため、室内干しかコインランドリーを利用することになります。
車の出入り
足場や資材搬入で一時的に駐車スペースに影響が出る場合があります。

当店では、事前に近隣挨拶やスケジュール説明を行なうため、安心して工事をおまかせいただけます。

 

6. まずは無料点検で屋根の状態をチェック

 

屋根葺き替えは高額なリフォームのため、まずは建物の状態を正確に把握することが大切です。

当店では、無料点検からご提案・お見積もりまでをわかりやすくご案内しています。

 

プロタイムズ岡谷下諏訪店・諏訪店の「無料点検」

点検では、普段見ることのできない屋根の状態をプロの目で徹底的に確認します。

屋根上の点検
屋根材のひび割れやサビ、棟板金の浮きなどを確認します。
小屋裏(天井裏)の点検
雨漏りの兆候、下地の腐食、カビの有無を確認します。
付帯部・雨仕舞い(あまじまい)の点検
雨樋、軒天(のきてん)、ケラバなど、雨水処理が適切に行なわれているかを確認します。

点検後は、補修が必要な箇所を写真で記録し、最適なメンテナンス方法をわかりやすくご提案します。

火災保険・補助金の活用も

台風や積雪、雹(ひょう)など自然災害による屋根の損傷は、火災保険で補修費用の一部が補償される場合があります。また、岡谷市や長野県では、住宅の耐震・断熱改修を対象とした補助金制度が設けられている年もあります。

 

お住まいが対象となるかは、当店にて最新の情報をご案内いたします。

屋根葺き替えで、これからの安心を

屋根葺き替えは「下地から一新」し、耐震・断熱性を確保する長期投資です。

寒冷・積雪地域である岡谷市では、葺き替えによる断熱・雪対策が、安心で快適な暮らしにつながります。

 

有限会社中村塗装店(プロタイムズ岡谷下諏訪店・諏訪店)は、無料点検で屋根の状態を正確に診断し、最適な工法と資金計画をご提案します

 

屋根のメンテナンスをお考えの方は、まずは屋根の状態を知ることから始めてみませんか。

 

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